老いのかたち(27)

曇り空の寒気の下、鳥撮りに行く気にもなれず、年賀状や昨年の暮に頂戴した喪中のはがき、寒中見舞いのはがきを整理する。
年々歳々年賀状の枚数が少なくなるのは老爺には理だとしても、はがきの中に元同僚や知人の訃がいつもの年より多いのを改めて知らされ、寂しくなる。

時の移ろいは色んな物を老体から剥ぎ取っていく、最後まで残っているものは何なんだろうか。
惨めな老いのかたちにはなりたくないものだ。

Amazonから注文していた本が届く。

ウインドサーフィンしていた時たまたま同じ作者の「消えた修道士」を見つけ、それが電子書籍で手に入ることから読んでいた。
7世紀のアイルランド・モアン王国を舞台にした歴史推理小説なのだが、これがとても面白かった。
そんなこともあって注文しておいたのだ。

明日は大雪の予報、雪の中湖岸に出てみたいものだが・・・・。