フタモンテントウの幼体

写真展当番からの帰り道、湖西バイパスのインターを下りた所で車を停めた。
鉄道写真家中井精也さんの「一日一鉄」を見倣って、「一日一鉄」ならぬ「一日一虫」なのだ。
道路脇の草叢に入る。

草の葉の上に体長2mmくらいの黒いヤツがいる。
最初はコガネムシの仲間だろうかと思い近づいてよく見ると、背中に赤い紋を二つ持っているのが見てとれた。
フタモンテントウの幼体だ。
近くには数匹の幼体がいた、羽化したばかりのようだ。
こんな小さなテントウムシを見たのは初めてだった。

珍しさに、飼育箱に来てもらうつもりでいつもポケットにねじ込んでいるポリ袋を取り出す。
ポリ袋を広げてその中に落とし込もうと試みるが逃げられてしまう。

成体のテントウムシは人が近づくとポロリと落下するか翔び立つかするが、捕獲を試みた3匹はいずれもピンと跳ねるという感じで跳び出した。
フタモンテントウは満足できるピントではないが「一日一虫」、好としなければなるまい。

少し離れた所にナナホシテントウがいた。