ハナムグリ

夕方の散歩の折、ユキヤナギの上にいるハナムグリを見付けた。


花の中に貌を突込みかなり早いスピードで花粉を喰っているようだった。
ユキヤナギの花は小さいから全身が花粉にまみれて黄色くなるということはないが、いつだったか野アザミの花の上で見たハナムグリは全身金色に輝くという感じで花粉を付けていた。

暫くの間、呆けたようにハナムグリの様子を眺めていた。
先日はWin8.1PCのリカバリーディスク作成途中でにトラブルに見まわれ作業を中断していた。
その再作成を始めるが作業手順を半ば以上思い出せないのだ、老いを感じていた。
手順を調べながらだったから作業完了までに3時間近くかかる。
老兵の作業疲れの眼にはハナムグリが素晴らしいものに見えた。
呆けた時間が過ごせる幸せ、だから虫撮りが止められないのだ。