年初の満月

書斎のカーテンを閉めに2階に上がった時、琵琶湖の上におぼろな満月が出ているのを見る。
曇り空でなければ年初の素晴らしい満月になっていただろうに残念だ。

この時季の満月を見ると大潮のことを想像し、旧い知人だったMさんのことを思い出す。
Mさんには、吉野川河口でのしらすうなぎ漁を撮りに来いと何度か誘われていたが実現できずだったのだ。
そのMさんも故人になって久しくなる。
しらすうなぎ漁の漁火を撮りたい、そんな思いももう実行出来ないだろう、吉野川河口が遠くなっているのだ。