フタツボシテントウ

芙蓉の花にいるフタツボシテントウを見つける。


芙蓉の花の上をゆっくり動き回っているところをファインダー越しに追い続けていたが、カメラを下ろし肉眼で見た瞬間テントウムシは飛び立っていった。
カメラを下ろす時間をほんの数秒長くしてファインダーを覗き続けていれば、テントウムシの飛び立つ瞬間が撮れただろうに、折角のチャンスを逃してしまったのだ。
これもカメラを持続してホールドする力が減退しているからだ、悲しくなる。
これからは一脚を必携にしなくてはなるまい。

テントウムシが飛び立った後を見送りながら、生物農薬として飛べないテントウムシが開発されたという記事を思い出していた。

ナミテントウの翔ぶ能力の低い個体を選んで何世代にもわたって掛けあわせ、飛べないテントウムシを創りだしたのだ。
いわゆる個体の劣性遺伝の交配を繰り返したのだ。
遺伝子組み換えの個体を創り出したのではないから、生態系を乱す心配はないという。

この飛べないテントウムシは、小松菜やナスなどの野菜類に害を与えるアブラムシ退治に非常に有効に働いているとのこと。
研究・開発は、近畿中国四国農業研究センター(広島県福山市