草叢でアゲハを追いかけていた時、クズの葉の上で奇形のカマキリを見付けた。
これまでアゲハ、ルリタテハ、アブラゼミ、カブトムシなどの奇形を見たことがあるが、これらはいずれもが羽化するときに何らかの原因で翅脈に体液が行き渡らず翅が変形したものだった。
このカマキリは成虫だから羽化は関係ない。
脱皮のとき脱皮が上手くいかず翅が変形して、奇形のカマキリになったのでは、そんな風に考えていた。
ファインダーを覗いている時は気付かなかったが、パソコンに取り込んで拡大してみて、カマキリの腹部にかなりの数の赤い粒が付いているのに気付く。
寄生蜂などの卵だろうか。
寄生されたが故に奇形になったのだろうか。
Webで検索してみたが判らずにいる。
帰り道でスズメバチの死骸を見る。
Aさんの菜園のいちじくの実の幾つかは完熟したまま放置されている。
この実を噛じりにスズメバチがよく来ているのだ、撮りに行かねばなるまい。
