2014-08-17 落ち蝉(2) 小さな命の終わり 夕方の散歩の折、道端に転がる落ち蝉を幾つか見た。 アブラゼミの初鳴きを耳にしたのは7月の23・24日頃だったと思う。 それから約一ヶ月、早くも、落ち蝉を幾つも見掛けるようになっているのだ。落ち蝉を見ていると時の流れの早さを感じ、心落ち着かぬ寂しさを覚えていた。 時の流れはいつも同じなんだろうか。 年齢とともに遅速が生じるのだろうか。 老いのかたちによっても時の流れ方は違ってくるのだろうか。 様々なことを考えていた。蝉の声を耳にしなくなるのはいつの日なんだろうか。