シロジュウホシテントウとヒカゲチョウ

玄関先のシロダモの木でシロジュウホシテントウを見る。

シロダモの木ではナミテントウの二紋型、四紋型、紅型などをよく見かけるのだが、シロジュウホシテントウを見つけたのは久しぶりだ。

それに久しぶりといえばヒカゲチョウも久しぶりに見た。

ITOU昆虫園と勝手に名付けているITOUさんの菜園のイチジクの葉が茂り始めると、その葉陰でヒカゲチョウをよく見掛けるのだが、老兵の行動力が減退している所為で菜園に行くことも少なくなっており、ヒカゲチョウを見る機会が無かったのだ。



散歩のお供をしてくれるPUKUさんも老嬢になっている。
何時の頃からか散歩に連れ出しても遠出を嫌がるようになっている。

草叢に入って虫撮りに夢中になっている時でも、彼女はいつまでも辛抱強く足元に座って待っていてくれたが、最近では帰ろうよというようにリードを引っ張ったり、うっかりすると帰りかけているのだ。
帰りかけている時でもこれまでは、PUKUさん、PUKUさんと呼びかけると必ず引き返してきた。しかし先日は小さな谷間の坂道の上にいるのを見付け声をかけたが引き返してくることはなかった。わたしはもう老女ですからね、此処で待つています、あなたが坂道を上って来なさいよ、そんな格好でこちらを見ているのだ。
いつでも見られるヒカゲチョウを随分長い間見なかったのも、人も老い犬も老いたからだ。

老い、ますます行動範囲が狭くなっていく。寂しい限りだ。