野猿に逢う

昨日は終日雨に閉じ込められ、全くの呆け暮らしだった。
そんな怠惰な暮らしの延長を断ち切らねばとPUKUさんと少し遠目の散歩に出る。
雑木林の下の竹薮で筍を喰っている野猿を見付ける。

私が野猿を見付けるよりも先にPUKUさんがそのニオイを嗅ぎとっていたのだ、低い唸り声を発していた。野猿の集団は一家族だろうか、仔猿二匹、やや大きな猿が二匹、ボス猿と思える大きなのが一匹。
これまでにも雑木林や棚田の畑で猿たちに時折出くわすことがあった。その時はかなりの近距離まで近づいてもと逃げ出すことはなった。また、立ち去るときも悠然という感じで歩き出すのが普通だった。しかし今回はPUKUさんが低い唸り声を発している所為だろう、仔猿たち四匹は素早く身を隠す。ズボンのポケットからコンデジを取り出す暇もなかった。最後尾を行く大猿はゆっくりした歩みだ。歩みを止め腰を下ろし振り返ることもあった。こちらとの間合いを測っているようだ。

筍を囓っている猿の一家、望遠を装着した眼デジを持っていたら面白いのが撮れただろうに。
しかし、散歩の折にコイツを持ち歩くのは大変だ、なにせ重いのだ。

玄関先のシロダモの木では若芽が伸び始め、小さな実が見られるようになった。
今年もこの木でテントウムシのいろんな活動シーンが見られるだろうか。