ウスバカミキリ

昨日、北山友禅菊を撮りに行った帰り道、遅い朝食のサンドイッチを食べるため、還来神社(大津市途中)に立ち寄った。
御手洗で手や口をすすいでいて、頭の上の梁にウスバカミキリがいるのを見付ける。
何年か前までは雑木林などで見かけることも多かったが、最近では余り見かけず久しぶりの対面だ。

一般的にカミキリ(幼虫)は樹木を食害するから害虫として嫌われているが、このウスバカミキリが産卵するのは広葉樹などの立ち枯れや倒木、衰弱した木なのだ。
この故に林業上の害虫とは見なされてはいない。

カミキリといえばITOUさんのイチジクの木に何匹もいたキボシカミキリを最近は全く見ないのだ。
イチジクの木を食い荒らし枯死させるキボシカミキリは駆除されてしまったのだろうか。

それからもう一つ気になるカミキリがいる。
庭のノウゼンカズラの上で毎年何度も見かけていたラミーカミキリを今夏はまだ一度も見ていない。
白い前胸の背中側にある2つの円い黒紋や黒と白色に色分けされた翅を持つ小型のラミーカミキリノウゼンカズラの上にいると、朱色の花とマッチして良い絵になるのだ。


ウスバカミキリのいた御手洗の柱2ヶ所でドロバチの巣をも見付けた。

巣は空き巣のように見える。
それとも幼虫が未だいるのだろうか。
巣の中の様子を見るために脚立や解体用の道具を揃えて出掛けてみよう。

棟木や柱に半ば壊れた旧い巣が3個ある。
ここはドロバチの巣作りの格好の場所なのかもしれない。

これだけ大きな巣を作るとすればかなりの時間を要した筈だ
来季の巣作りの様子が楽しみになってきた。