ササグモの獲物

読書に倦み午後からいつもの草叢へフタモンアシナガバチの巣作りの様子を見に行く。
巣では第2陣目の2匹が羽化したのだろう女王蜂を含めて4匹になっていた。


育房に頭を突っ込んでいるハチもいるがどんな作業をしているのだろうか。
暫く見ていたが動き出す気配はなかったのだ。


フタモンアシナガバチの巣のある草叢から出ようとして意外なシーンを目にする。
ササグモがツバメシジミを押さえ込んでいるのだ。

ササグモ(クモ目 ササグモ科)。
網を張らず歩き回って獲物を狙うササグモは跳躍も巧みだ。
もう随分前のことだが、コイツが20cm近くもジャンプしてベニシジミに襲いかかるのを目撃したことがある。
ジャンプをするなどと想像もしていなかったので、結果は刺のある脚で獲物を押さえ込んでいるところしか撮れなかった。
ジャンプのシーンを見たのは後にも先にもこの一回限りだけだった。

夢みたいな話だが一度はササグモやマミジロハエトリなどがジャンプして獲物に襲いかかるシーンを撮りたいものだ。
そんな千載一遇の好機に出逢えるだろうか。

老兵には今日は好日だった。