先日の遠出の折の旅行鞄を片付けていてポリ袋に入れたままのフォックスフェースを見付ける。
ホテルのロビーに飾られていたカゴの中から一個頂いて帰ったものだ。
生け花などに用いられているのを見たことはあるが名前などは知らなかった。
カミサンと二人で手に取って眺めていると声がかかった。
「それはフォックスフェースと申します、キツネ茄子ともカナリア茄子とも申すようです。宜しかったらどうぞお持ち帰りください。当ホテルの庭で採れたものです」
ブラジル原産のナス科のこのナスは毒性があり食用にはならないとのこと。
興味がわくとつい味見がしたくなり齧りたくなるのだが、有毒性のことを知る前でも、このフォックスフェースと呼ばれるものを何故か齧る気にはならなかった。
播種の時期は四・五月頃のようだ、時季が来ればコイツを解体して種を取り出してみよう。
知り合いのMさんの生垣でサザンカが咲き始めた。
北からの風の通り道に当たる場所だが見事な花が見られるのだ。
