竹筒トラップとアジアキタドロバチ

早朝の散歩から帰って見た時玄関先に吊るしてある竹筒トラップの変化に気付いた。
竹筒の土の壁が破られているのだ。

明らかに竹筒からドロバチが巣立って行ったと思われる。

ドロバチが産卵用のアオムシを運び込む時も竹筒から飛び出す時も立ち会うことが出来なかった。
こんなシーンを狙うには余程の僥倖に恵まれる必要があるのだ。

やれやれという思いで玄関の網戸を開けようとした時、網戸からポトンと落ちてくるものがあった。黒いハチだ。翅の様子が可怪しく飛べずにいるのだ。

眼の前にいるドロバチが竹筒から飛び立ったハチだとの確証はないが、羽化したばかりで翅が完全に伸びきっていないのならば合点がゆく。
ドロバチの仲間のアジアキタドロバチのようだ。

庭のブッドレアにはアゲハ、アカタテハモンキアゲハが吸蜜に来ていた。
階段ではアブラゼミが早い一夏を終わっていた。