ホタルガ

瀬田キャンパスで「仏教伝来・第三の道」第5回目の講座のある日だ、開講まで少し時間があったので「龍谷の森」に入ってみる。

昼下がりの森には鳥の声も虫の声もなかった。
そよ吹く風もなかったから葉擦れの音もなかった。
時折聞こえてくるのは雑木林の下にあるグラウンドからのボールを打つ音と喚声だけだった。
森は下草刈りなどがきちんと行われていて昔の里山の風情を取り戻していた。
それでも気になっていたのは、森のあちこちで見かける松の切り株と松食虫にやられて立ち枯れている松が結構残っていることだった。
この森ではナラ枯れは見かけなかったが、いずれナラ枯れの被害が及んでくることだろう。

木々の間を歩きながら丹念に虫を探していたが全く見かけずだった。
やっと見つけたのは森の出口の木洩れ日の中をひらひらと飛ぶホタルガだ。

気をつけていると林辺にはこのホタルガは何匹もいた。飛ぶ時季だろうか。

帰り道に立ち寄ったキャンパス横の公園の水辺でトンボを撮る。
イトトンボの仲間が数種類いた、ショウジョウトンボ、ヤンマの仲間もいた。
コンデジXZ-1では思うように追い切れないでいた。


次回は本格的に撮りに来よう。