虫のポートレート

雨に閉じ込められていた午前中は録画しておいたNHKの「グレート・ジャーニー」や「写真家たちの日本紀行」を観ていた。
最近TVを観ながらいつの間にか寝入ってしまうことが多くなっている。
「写真家たちの日本紀行」は昆虫写真家かとうまさゆきさんの石垣島での昆虫撮影風景だ。
最も関心のあるテーマなのに途中で眠気を我慢することが出来ず寝てしまったていた。

長い午睡の後の気分転換の為に、雨の草むらへと思い立ちカメラの雨仕度にかかったが、自分自身のポンチョを何処かに置き忘れているのに気付き中止だ。

気分転換は久しぶりの図書館へ。
立松和平のふるさと紀行「半島・知床」、司馬遼太郎の風景「街道をゆく」などのほか昆虫関係の本を借りて帰る。
その中の「虫の肖像」の写真には驚かされる。


バッタなどの貌が怖い顔をしているのは承知していたが、クローズアップしてみるとここまで恐ろしい顔付きだとは思ってもいなかった。

虫の写真を撮りはじめてまだ間がない頃、虫たちのポートレートが撮りたくてマクロレンズを買ったことがある。
30年以上も前だ。当時はミノルタのカメラを使っていたので、ポートレート用のレンズはマクロズーム・3X-1X。


相当に無理をして手に入れたものだが非常に扱いにくいレンズだったこともあり、使用頻度は低かった。
それに使用カメラをある時ミノルタからキャノンに切り替えたため、いつの間にかこのレンズの存在さえ忘れていた。
「虫の肖像」がこのレンズのことを思い出させてくれたがこれからも使うことはないだろう。
それに虫のポートレートもEOS-5D m2に50mmマクロを装着して撮り、トリミングすればかなりのアップが可能だし、100mmや180mmマクロでもポートレートを意識して撮っておけばどうにかなるだろう。
ヤママユガ
シオヤアブ
明日は晴れのようだハンミョウのポートレートを撮りに行くか。