月時雨

4月では観測史上初という猛烈な雨風で列島各地でいろんな被害だ出ているようだ。
大津市でも午後2時過ぎには瞬間最大風速が25m近くなり、大型トラックの横転事故もあったという。
そんな荒れた一日だったので、午後からは読書とCookingに専念だ。
読み残していた「ソフィーの世界」・下巻(ヨースタイン・ゴルデル著、池田香代子訳 NHK出版)を読む。

Cookingはハンバーグといわしの梅煮、それにいつもイチゴを届けてくれるオバサンにジャム用のイチゴを頼んでおいたのが手に入ったのでジャム作りだ。

いちご 900g 砂糖 300g(グラニュー糖を買い忘れていたので白砂糖にした)
レモン 1/2 赤ワイン 大5 (この赤ワイン分の水分量は沸騰し始めた段階でアク取りと同時に取り出して水分調整した)
イチゴを潰してしまわないジャムなので、沸騰後は軽くかき混ぜて弱火で25分煮詰めた。
私はこの赤ワインを入れたジャムが好みなので、イチジクジャム作りの時にも入れておいた。

午後8時過ぎ外出する用事が出来たので玄関に出た時、煌々と輝く月夜に一瞬驚いた。
台風並みの荒れ模様の様子をTVのニュースで見ていたから「えっ!」という感じだ。
満月には5日ほど早いがそれでも満月に近い月が東南の空にでている、星も見える。
それだけではなく細い雨も降っているのだ。
玄関先から階段を降りて車庫までは30歩ほどだ、細雨の顔に当たるのが気持ち好く上を向いて歩く。
いつもポケットに忍ばせているコンデジGX-200を取り出し車庫の壁に押し付けて撮った。

日照雨(そばえ)を「キツネの嫁入り」とも言うが、この月夜の雨、月時雨はまさしくキツネの嫁入りと呼ぶに相応しくはないだろうか。

時折突風が吹き荒れたりするが束の間の不思議な月夜の雨だった。