眼下の琵琶湖

薄明の刻

薄明の一刻を狙ってみたいとかねがね思っているものの、老兵には叶わぬ思いになっている。 琵琶湖湖畔で幾つかのポイントをマークしているのだが、深夜族の生活パターン故に体が思うように動き出してくれないのだ。 今朝六時過ぎに目覚めた時、日の出が始ま…

穏やかな暮れ

穏やかな夕景が広がっている。 遠く湖北の雪を被った伊吹山や横山岳も見える。 振り返って見るに我が家ではまずは穏やかな一年だった。 世の中ではいろんな出来事が起きていた、穏やかに過ごせなかった人も多いに違いない。 さすれば安穏に暮らせたことを感…

パンを焼く(4)

6時50分に目覚めた時一日の好天を感じさせる真っ赤な太陽が出ていた。 特別な行動予定もなかったので取り敢えず一枚撮っておいて再び蒲団に潜り込む。 午前3時過ぎまで読書していた所為もあり眠いのだ、これが早朝の桜撮りでも計画していればいくら眠くても…

春蘭甘酢漬け

昨夜は十七夜の月が見事だった。 (書斎の窓から) 月の出の頃も素晴らしい月だったが、午前3時前の西の空の月は煌々と輝いていて、月の光の これほどまでの明るさに息を呑んだ。 写真家の名前は思い出せないが、「月光浴」という写真集のことを思い出して…

スズバチの巣壊れる

春の嵐の一日、終日書斎に籠っていた。 各地は大荒れとのニュース、眼下の琵琶湖にも白波が立っているのが見える。 北からの風で白波が立っているのに4時半頃には虹も見えた。 雨が上がり風だけになったので風の吹き荒れる雑木林の中を見たくて、PUKUさんと…

湖の色

風もほとんど無く穏やかな一日だった。 雪を冠った湖北の横山岳や伊吹山が雲の流れ方によって姿を表したり隠れたりしている。 琵琶湖の様子も千変万化だ、京都へ出掛ける用事があったが出そびれて、ひねもす琵琶湖を眺めていた。 昨日の続きで色の名前につい…

雲のかたち空の色

書斎の窓からは真正面に長命寺山が見え、右に八幡山、岡山が見える。 左には沖島が見え、少し風のあるよく晴れた日には沖島の左に遠く湖北の山々が見える。 何事をすることもなくボケーッとひねもす窓の外を眺めていることが多くなった。 今日もそんな一日だ…

朝焼け

早朝4時半に起き出し書斎のカーテンを開けると、真っ赤な空と琵琶湖が眼に飛び込んでくる。 急いで窓際に三脚を据えカメラをセットする。 レンズを付け替えたり、レリーズを付けたり、ホワイトバランスやISOの調整に少しもたついている。作業を終え、眼をあ…

十六夜の月

日中は三十五度近い炎暑、琵琶湖から吹き上がってくる風が書斎を通り抜けると少しはしのぎやすかったが、雑事をするにはやはりエアコンが必要だった。 今は十六夜の月が出ている。 窓を全開にして月光に輝く琵琶湖を眺めている。 テラスの床の熱が冷める夜半…

庭に来た虫たち

明日は虫撮りに行こう、そんな思いで就寝した所為か午前4時半に目が覚める。 開け放った窓から刻々と変化する薄明の琵琶湖の様子をしばらくの間眺めていた。 夜半にひと雨あったお蔭でさわやかな朝だ。 虫撮りの用意は出来ているのでこのまま出発も出来るの…