小さな命の終わり

真夏日の山歩き

滋賀県教育委員会事務局文化財保護課が主催する連続講座の第1回目の講座「湖東の城塞寺院・百済寺」に出席した。 講座は講義「寺院と城塞」講師・松下浩氏(県教委文化財保護課副主幹)と現地見学(史跡百済寺境内)の組み合わせだ。 会場は百済寺本町集落セ…

コガタスズメバチの死

冷涼な朝露の草むらの感触を楽しむために素足にサンダル履きで散歩に出た。 ズボンの裾が濡れるのもお構いなしに草むらを歩き廻る。 草むらでゴマフリドクガの幼虫を見つける。 書斎の飼育箱に来てもらおうかなと思ったが、幼虫に比べ成虫のゴマフリドクガは…

小さな命の終り(4)

書斎の本箱の中で越冬中だったウラギンシジミが春を待たずに死んでいる。 一昨日の夜に見た時は葉っぱにしがみついてぶら下がっていたのに、下に落ちているのだ。 飼育箱の中にいたキチョウも10日程前に死んだ、残っているのは越冬中のナミアゲハのサナギだ…

キチョウの死

飼育箱の中でウラギンシジミとキチョウが越冬中だ。 その内のキチョウが昼前に見た時、止まり木にしていた小枝から落ちて死んでいた。 2日前に見た時はちゃんと小枝にぶらさがっていたのに。 後半月もすれば越冬から目を覚まし飛び立つだろうと楽しみにして…

ウラギンシジミの死

昨夜から比良颪の突風が時折吹き荒れる寒い一日だ。 PUKUさんとの散歩の後も運動不足解消のためにと歩くことにした。 昨夜の大津港マリーナでの撮影の時のように震え上がらないようにするためにも、耐寒訓練が必要だと思って歩いているが年寄りの冷や水だろ…

キチョウ

夕方の散歩の帰り道、道端でキチョウを見つける。 カメラを地面に押し付けるようにしゃがみこんで撮っていると、「どうしたんですか、大丈夫ですか」と後ろから声をかけられた。慌てて顔を上げ「キチョウがいたもんですから」と告げる。 同じ自治会の顔見知…

蓑虫(2)

玄関先や門扉の壁にミノムシの数が増えている。 7匹ほどになっているのだ、何処からやって来たのだろうか。 一度にこんなに沢山のミノムシを見たのは今回が初めてだ。 近年はこのミノムシの仲間オオミノガは、中国大陸から侵入してきた寄生ハエ・オオミノガ…

小さな命の終り(3)

今日も夕方の散歩の時カマキリの死を見た。 昼過ぎに比良颪のような突風が吹き荒れたから、このカマキリも路上に飛ばされてきて踏みつけられたのだろう。 「小さな命の終り」と名付けたファイルにはいろんなシーンの画像がかなり貯まってきた。 その反面画像…

ムラサキツバメ死す

冷たい雨が終日降ったり止んだりしている。 書斎に来たムラサキツバメは飛ぶこともなく逝ってしまった。 書斎の中を鮮やかな紫色の翅で飛ぶ姿を見たかったがそれもならず、僅か3日の生命だった。 小さな命の終りを擬人化して何かを感じるほどの詩心は持ち合…

小さな命の終り(2)

今日は湖北の伊吹山や金糞岳がはっきり見え、沖島の背後遠くに鈴鹿連山の北の果ての霊仙山の山容が秋空に浮き上がるように見える。 秋日好天だ。マキノの雑木林に秋の深まりを撮りに行く予定だったのに、9時過ぎの目覚めで出そびれた。 書斎と書棚とパソコン…

小さな命の終り

今朝も小さな命の終りを一つ見た。 同じクダマキモドキとは思えないが3日前は元気な姿だった。 これから暫くの間は注意深く見ていれば、道端や草むらでいろんな小さな命の終りを見ることだろう。ITO昆虫園と称しているITOさんの菜園に午後から入る。 春先か…

キリギリスの死

9月も終りに近づくと草むらの様子も様変わりし始めている。 一週間程前まではつゆ草の茂みの花の上に沢山のキリギリスを見たが、ツユクサの花を齧るキリギリスの数は一日毎にその数を減らし、今朝はつゆ草の茂みを丹念に観察しても一匹も見ることが出来なか…

公開講座(2)

早朝から琵琶湖の向うに伊吹山がくっきりと見える好天気、絶好の虫撮り日和だ。 あまりにもいい天気なので、虫撮りに行くか公開講座(予約済)に参加するか悩んだ末、講座に出席することにした。 成安造形大学付属近江学研究所が主催する公開講座「近江の寺…

虫撮りに行く

昨日の朝寝坊の挽回とばかりに早朝からトンボ撮りにゆく。 車で通る時に見るとその溜池にはヒシが池面いっぱいに広がっていて、いろんなトンボがいる雰囲気だったが、期待は見事に裏切られた。トンボのトの字もないのだ。こんな経験は初めてのことだった。ト…

時の移ろい

エアコンを点けない昼間の二階の書斎は、今日も真夏並みの温度(35度)だが、階下の風が吹き抜ける廊下ではどことなく夏の終わりを感じる。 朝夕のヒグラシやアブラゼミの鳴き声も小さく弱々しくなっている。 PUKUさんとの散歩の折小さな公園でアブラゼミの…

小さな命

夜半過ぎにエアコンを切り寝室の窓を少し開けていた所為で、蝉の鳴き声で目が覚める。 鳴き声からして一匹のアブラゼミだが、なんというけたたましいことか、窓のすぐ上の壁に止まっているようだ。 玄関先に抜け殻を残しているあのアブラゼミだろうか。蝉に…

千本鳥居

昨日撮った伏見稲荷万灯神事の整理を始めたが、もう一つ満足できないでいる。 来年もう一度挑戦するのと、秋の終わり頃千本鳥居やお山参りの道筋を早朝に狙ってみたい。 千本鳥居をローアングルの魚眼で、露光間ズームで、カメラを振り回してみたら等と考え…

夏が逝く

「夏が逝く」というテーマで虫達の死を撮っている。 今朝もオサムシの死を撮った。 虫達の死を撮り始めた動機は何だったのか思い出せないが、ある神社の参道でギンヤンマの死を見た時きれいだと思ったのが初めのように思う。 オサムシが死んでいたすぐ上のノ…

カミキリの飛翔

あっという間に半年が終わった。 まあ それなりに充実した時間が過ごせたと思う、残り少ないんだから思い切り生きなくちゃ。彼女が今朝は来ていない。 南天の木、アオキ、キンモクセイの樹、彼女の縄張りと思われる場所を丹念に探したがいない。 正午過ぎに…