スナップ

雨の晴れ間に

降り続いていた雨の晴れ間を見計らって久しぶりに鳥撮り用の長いヤツを持ち出す。 田植えの始まった田圃や雨上がりの湖畔で鳥の様子を見たいと思い出掛けてきたのだ。川沿いの田圃道でモンシロチョウを、すぐ近くの水田でコチドリを、湖岸からはアオサギ一羽…

ケリを追いかけて

洗車を依頼した後時間潰しに田圃道を小1時間歩く。 田拵えの準備があちこちで見られる。 歩き始めた間なし、赤いトラクターの近くから白い羽根裏とその先の黒い模様を持つ鳥が飛び立つ。ケリだ、しかもペアだろうか2羽が同じ方向に飛ぶ。 さい先の良い鳥の…

懐かしい方言

野洲川下流域左岸を走っていて、砂防堰堤の水落口で釣りをしている人を見付け車を停めた。 川原の中に3人、岸辺の柵から竿を出している人が5人、いずれの人も渓流竿に赤と黄色のツートンの丸いウキ、ハヤかウグイなどを狙っているようだった。 堰堤下の水…

五月人形を見る二人連れ

日本風景写真協会京都支部展(第14回)がぎゃらり西利で開催中なのを思い出して京都へ行く。 72点の出品作、見応えのある作品が多かった、中でも、和束町の霜の降りた早朝の茶畑を撮った住山博さんの「冬の陽射し」、向日市の初夏の竹藪のそよぎを切り撮った…

ウミアイサのメスだろうか

時折しぐれ混じりの突風が吹く、湖は今日も荒れていた。 一望する限り湖上に鳥の姿はなく、湖岸に釣り人の人影もなかった。 小さな漁港に立ち寄る。 防波堤に守られた港内はさすがに波穏やかだった、オオバン、カイツブリ、カモの仲間がいた。 釣り人も二人…

棚田道を歩く

比良連山の南端、霊仙山の麓の雑木林と冬枯れの棚田道をのんびり歩く。 春の田拵えの準備だろう土手の補修をしている人を見掛けた以外は人に会わずだ、自分一人だけの山野のようで妙にウキウキした気分だった。 棚田の片隅で蝋梅の花を見る。 棚田は延々と続…

ハンター

夕方の散歩は日頃の運動不足の解消をと思い遠出した。 雑木林を抜け川筋の道に出た時、上流に向かって歩くハンターを見掛ける。 スコープを付けた猟銃を肩にかけていた。 この川沿いの林や竹藪にイノシシが出没する、また細流にはカモが来ていることも承知し…

疲れた一日

写真仲間と京都植物園や鷹ヶ峰の光悦寺、源光庵へ行ってきた。 いつものひとりでの撮影行は人影の殆ど無いない雑木林や琵琶湖湖岸、今回の撮影行は京都のど真ん中。 人出の多いのは承知していたがそれでも人の多さに眩暈を覚えるほどだった。 鄙の老爺が都大…

荒れる湖

時折強風が吹き荒れる所為で湖にはかなり高い白波が立っている。 そんな様子を書斎の窓から眺めながら、和邇川河口にいるシラサギと荒れる湖の組み合わせが面白いのではないかと思いカメラを持ち出した。 残念ながら和邇川河口の砂州にはコサギが一羽いただ…

初夏の柿畑

昆虫写真家海野和男さんのブログ「海野和男のデジタル昆虫記」(本日分)で ”柿の花にクマバチ”という記事を見ておっと思った。 「地味なカキの花だが虫をよく集める。ハチ類が多い・・・・」という書き込みと柿の花で吸蜜しているクマバチの写真が掲載され…

フキノトウを探しに

風もなく穏やかな一日だった。 ポカポカ陽気に誘われて、フキノトウを探しに霊仙山(比良山系の南端)の麓の棚田に行ってきた。 三時間近く棚田や谷川沿いの道を歩きまわったが、目的のものを見付けることは出来なかった。 以前にフキノトウや山蕗を採ったこ…

紅葉を見に

雨上がりの後陽が射すことを期待して朽木の奥へ紅葉を見に行ったが、全く陽は射さずだった。 僅かにでも陽が射せば雨上がりの紅葉に輝きがあり見応えがあっただろうに、分厚い雲の下では紅葉の鮮やかさはなかった。 目的の一つがおにゅう峠越えの道の下見だ…

カワラハンミョウ

苗村神社の三十三年式年大祭(10月11〜13日)を撮りたいと思い、午後から下見に行った。 その帰り道、日野川河口近くで松林越しにパラグライダーが上がっているのを見つけ車を停めた。 台風18号の影響で波が高くなっている湖面に10人近いカイトボーダーがい…

虫撮り不発

彼岸花が一部群生化し始めたことで知られるようになった桂浜(高島市今津町)へ虫撮りに行く。 午前九時頃、現地へ着くなり、あっ!なんじゃこれは、そんな思いにとらわれる。 路傍は割り込む隙間もない程の車の列。 大勢のカメラマンが思い思いの格好で彼岸…

麦の熟れる頃

湖岸道路を走っていて黄色く麦が熟れているのを見付け車を停めた。 麦秋、麦畑、麦の熟れる頃、こんな一連の言葉から脳裏に浮かんでくる光景がある。それは、低い丘陵に造られた急峻の麦畑であり、明るい褐色に輝く麦畑であり、風に波打つ麦畑と丘の上の青空…

比良連山・雪

昨夜は相当な寒気だったのだろうか、比良連山が新雪を冠っていた。 比良山麓に住み始めてから40年近くになるが、四月に入ってからの比良の降雪は記憶にない。 カミサンに聞くと、何度かありましたよ、と言うが記憶の糸を手繰れないのだ。

竹生島遠望

啓蟄の日から一週間近くが経っているのに、老兵は未だ冬眠中という状態が続いている。 冬眠から目覚めなければならないのだが何かしら万事億劫なのだ。七時過ぎに起きだした時雪景色を眼にして、冬眠状態に区切りを付けようとカメラを持ち出す。 定点観測的…

ビオトープ無惨

国道161号線沿いの琵琶湖岸に,勝手にOビオトープと名付けた場所がある。 長い間放置されていた養魚池の跡地だ。 そこはトンボ撮りには絶好の場所だった。 アオイトトンボ、キイトトンボ、モノサシトンボなどのイトトンボ類、ウチワヤンマ、ギンヤンマもいた…

伊吹山を見る

時雨れることの多いこの時季、書斎の窓から伊吹山の姿を見ることは少ないのだが、久しぶりに白嶺の伊吹山を見る。 雲のない青空だったら一層綺麗に見えるだろうに残念だ。 雪を冠った湖北の山々も鈴鹿山地の山々も、今日はよく見える。湖北方面へ出掛ける為…

虹を見た

買い物に行った帰り道、琵琶湖の上に懸かる大きな虹を見た。 色鮮やかでは無かったが素晴らしい大きさだ、しかも二重になっているのだ。 時雨れることが多くなる季節に入ると虹の出現をよく見かけるが、これほど大きな虹を見たのはこれまでにも余り経験がな…

コノシメトンボ

彼岸花に来る虫たちを撮りに桂浜園地(高島市今津町)へ行く。 彼岸花の群生地として知られている場所だけに、大勢のカメラマンがいた。 これまで此処でキアゲハの飛翔やモンキアゲハ、アオスジアゲハ、モンキチョウ、ヒメアカネ、アキアカネ、コノシメトン…

廃船・1

堅田漁港の一角に廃船溜まりと言ってもいい場所がある。 長い間放置されたままの漁船、半ば沈みかけた舟、船上に草を茂らせた船もある。 船の墓場だ。昨日の近江歴史探訪の折の尾上港(長浜市)でも何艘かの廃船を見かけた。 中でも修理のためか船台に載せら…

ひこね万灯流し

彦根市芹川で行われる「ひこね万灯流し」を見に行く。 ケヤキ並木で有名な芹川の左岸から狙うのだが、ポジショニングがかなり難しかった。当初は左岸土手下の川の中に三脚を持ち込む予定でゴム長を持参していたが、前日の雨で水嵩が増していて川に入るのを断…

山鉾巡行

四条通を歩いていてある人形屋さんのショーウィンドウで祇園祭の山鉾のミニチュアが飾られているのを眼にした。 祇園祭の宵宮や山鉾巡行を撮って見たいという思いは随分昔から持っているのだが、未だ果たせずにいる。 それというのも、大勢の人混みに入って…

平池カキツバタ

早朝の平池(高島市今津)へカキツバタを見に行って来た。 昨日の雨の後だから湿潤な緑やカキツバタが見られるだろうと期待していたのだが、無駄足だった。空梅雨と真夏日が続いた所為だろうか、カキツバタの数も少ないし、花も盛りが過ぎて遠目にも朽ちかけ…

雲水さん

佛教大四条センターでの講座の帰り道、河原町通三条の交差点で足早に横断歩道を渡っていく雲水さんを見かけた。 急いで背負っていたザックからコンデジを取り出すが、あっという間に人混みに隠れてしまう。 雲水衣は黒に近い濃紺、網代笠も風雨にうたれた様…

若さっていいな

深草キャンパスからの帰りはいつものように京の雑踏を楽しむことにする。 いろんな人達とすれ違いながら服装や表情、歩き方やしぐさを観察するのが楽しみなのだ。河原町通のジュンク堂書店の近くの交差点で信号待ちしながらスナップしていた時、少し離れた背…

アイ・キャッチャー

京都へ出た時、時たまだが佛教大学四条センターに立ち寄ることがある。 その折面白そうな講座が開かれているとそのまま潜りこむことがある。 受講1回1,000円という手軽さで関心のある講座が聴講出来るのだ。今日は以前から気になっていた「経典の諸相ー経典…

大津港マリーナ

大津港マリーナのイルミネーションを撮りに行く。 寒さ対策は十分にして出かけたが湖面を渡ってくる風は思いの外冷たかった。 車載温度計は2.5度を示している、風がある所為で体感温度はより寒く感じる。 それに冷たい雨や雲の流れでみぞれが降ってくる天候…

比良山薄雪

昼前の買い物帰りの車の中から、比良山頂にうっすらと雪が積もっているのを見る。 比良連山の初冠雪だと思い急いでカメラを持ち出す。 後で調べて解ったのだが、今年の比良山の初冠雪は11月16日だったようだ。 16日は京都へ出掛けているから、JRの駅のプラッ…