師走のタカサゴユリとツヤアオカメムシ

寒風に吹かれながら門扉の前のタカサゴユリが花開き始めた。10月29日に「晩秋のタカサゴユリ」というタイトルでアップした時の花の背後にあった蕾が大きくなり、開き始めたのだ。冷たい時雨や寒風に曝されながら花開き始めたユリにいのちの逞しさを感じる。

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タカサゴユリの下の階段で蔦の葉の片付けをしていてツヤアオカメムシを見つける。

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暫く見ていると階段横の石垣をゆっくり上り擁壁に這う蔦の中に潜り込んでいった。コヤツは成虫で越冬するから、雨風の当たらない場所を探して越冬するのだろう。

 

呆け暮らしが続いている。寒さが厳しくなる前に窓拭きや外回りの片付けを済まさなければなるまい。

木守り柿

随分久しぶりに長いヤツを持って初冬の田圃道を歩く。耕作放棄地の背の高い草むらの深みにスズメくらいの野鳥の集団がいた。草むらの間を飛び交いながら移動しているのだ。素早い移動なのと草むらの深みなのでその正体がよく判らないのだ。もしかしたら飛来してきたアトリかもしれないと思い、三脚を据えて草むらの上に姿を現すのを待つも願いは叶わずだった。

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見渡す限りの野面で見かけたのはケリ、ドバト、カラスのみだったので鳥撮りを諦め、日頃の運動不足の解消にと田圃道を歩くことにした。

農家の庭先で木守柿を見付ける。今秋の収穫を感謝し来年の豊作を祈って残された柿の実だ。近づいてよく見ると半ば鳥に啄まれていた。

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ファインダーを覗き込みながら友人M(故人)のことを思い出していた。彼からは四季折々に俳句を添えた絵手紙を貰っていた。その一つに木守柿の俳画と句があったことを思い出す。正確には思い出せないが「遠来の友送る道や木守り柿」だっただろうか。

柿の木にぽつんと残された柿の実一個、鳥に啄まれ時雨に打たれ、寒風に揺さぶられる、最後はどんな姿になっているのだろうか。

晩秋のオオカマキリ

今日は町内会の草刈りの日。自治会館周りの草刈機で刈り払われた草を掻き集めゴミ袋に詰め込む作業を担当する、小一時間足らずの作業だった。作業半分休憩半分という状態だったが老躯には結構厳しい作業だった。この作業が終わった後は自宅周りで紫陽花やノウゼンカズラ、ブッドレアなどの刈り込み作業や擁壁に這う蔦の枯れ葉の払い落としだ。作業の途中オオカマキリがいるのを見つけ仕事の手を休める。

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コンデジを引っ張り出した。活動の時季は終わっているはずなのにオオカマキリの動きは意外なほど素早いのだ。レンズ先端を近づけると足早にブロックの上を上っていく。コヤツはいつ頃までのいのちなんだろうか。小さな生き物のいのちの時間軸を考えていた。

 

 

写真仲間は今日は京都での紅葉撮りだ、どんな風景を切り撮ったのだろうか。

 

写真家であり探検家でもあった星野道夫さんのエッセイ「イニュニック・アラスカの原野を旅する」を読んでいて、” 僕の好きな極北の動物学の古典「マッキンレー山のオオカミ」” という文章を眼にし無性に読みたくなる。大津市立図書館には蔵書が無く、県立図書館の蔵書を検索していて見つけた。借り出しに行くには車をぶっ飛ばしても片道一時間強、出掛けてみるか。

 

晩秋のジョロウグモ

図書館の駐車場に車を停めていて、穏やかな陽射しの中で揺れているジョロウグモと枯れ葉を見付けコンデジを取り出した。

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獲物にするための虫たちが巣網に掛かることももうなかろうと思われるが、コヤツはいつ頃までここに網を張っているのだろうか。産卵をしてその一生を終えるがコヤツはいつ頃白い卵嚢を作って卵を産み付けるのだろうか。そんなことを考えながら眺めていた。

昨日は運転免許証更新前の「高齢者講習」を受けた。実車運転テストに問題は無かったが、視力検査の折視力が低下しているのと指摘があった。眼科で視力検査をする必要があるようだ。

晩秋のオンブバッタ

擁壁に這う蔦の枯れ葉が北西からの比良颪に叩き落され、吹き飛ばされて、ご近所迷惑の状態になっている。その枯れ葉の片付けをしていて、掃き寄せた枯れ葉の中にオンブバッタを見つける。

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そっとつまみ上げて陽だまりの石垣に移し、カメラを取りに駆け戻る。2階の書斎まで駆け上がるドタバタした騒ぎに、何事ですかと言わんばかりにカミサンに睨まれていた。晩秋のオンブバッタを1ショットしたかったのだ。

肌寒い風の中で、キタキチョウアシナガバチツワブキの花に来るハナアブなどはこの時季でも見かけることはしばしばだが、オンブバッタを見たのは初めてだった。

 

昨年までは枯れ葉が散り始める前に全てを剪定鋏で刈り取っていたのだが、今季は梯子を擁壁に立てかけての枯れ葉落としの作業が苦痛になっていて放置していたのだ。擁壁にはしぶとくしがみつくようにまだ枯れ葉が残っているのだ、暫くの間はご近所迷惑にならないように気をつけていなければなるまい。

 

今日の京都新聞朝刊に湖北山本山オオワシが飛来したという記事が出ていた。湖北は随分遠くなっているが訪ねてみたいものだ。

 

先日12・13日、伊勢志摩へ出掛けた時の1ショット、海の博物館にて。

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雲出川河口や五主海岸での鳥撮りを目的に出掛けたのだが全くの不作、そんな不作の影響でブログを書くこともせず今日になっていたのだ。

皇帝ダリアと赤トンボ

段々畑に在る菜園の一角で皇帝ダリアを見付け草の斜面を上る。1m足らずのさほど急勾配でもない斜面なのに一息で上りきれず、2度ほど滑り落ちる。

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近づいて皇帝ダリアを見上げていて、赤トンボが花に止まっているのを見付けた。10月の終わり頃までは柿の木の枝先などにアキアカネが点々と止まっているのを見掛けたが、11月に入ってからはその姿を見ることが無かった。それだけに見付けた時おおっ!という思いがした。今日は二十四節気の一つの立冬の日だ、見上げている赤トンボは今季最後のトンボになるだろうなと思いながらシャッターを切る。

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長い午睡の後、予約しておいた本が準備できましたというメールを見て図書館へ行く。6月の終わり頃に予約しておいたのだが、新刊本だったこともあり先約の人が多く順番待ちになっていたのだ。

「日本発酵紀行」小倉ヒラク著 (出版 D&REPATOMENT PROJECT)

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目次を眺めていると賞味してみたいものがいくつもある。数年早くこの本を手にしていればカミサンを誘い出して現地へ向け車をぶっ飛ばしただろうに、秋田・八森のしょっつる、ハタハタのいずしなどは今では夢のまた夢になっている。岡山・日生のママカリずし、鳥取・智頭の柿の葉ずし、佐賀・呼子の松浦づけ これらも食ってみたいものだ、Webで探してみるか。

 

16年間所属していた写真クラブを退会することにした。届けを出す。

 

ジョウビタキのメスだろうか

ご近所のSさんの車庫で車のサイドミラーに止まっている野鳥を見る。1ショットする間もなく翔び立たれる。冬鳥の仲間ジョウビタキのメスだろうか。背面から見ての翼の白斑や尾羽の模様や色合いが確認できれば種の同定もしやすかっただろうが、顔付きや胸の色だけでは鳥撮り初心者には何とも同定できずだった。

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玄関先のシロダモの木の葉裏にくっついているアオスジアゲハのサナギを偶然見付けた。

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玄関先のサナギは今季はこれで3個目のサナギになる。春先までこのままにしておいて頃合いを見計らい飼育箱に来てもらおう。